







若林幸恵さんの絵付け椀。
暮らしにひとつ、お気に入りの漆椀と茶碗があれば毎日の食事がどれほど味わい深いものになるだろう。そう教えていただいたうつわのひとつです。
漆のつるんとした優しい口当たり、軽くてじんわりと伝わる汁物の温もり。毎日使うものだからこそ、自分にとってこれだと思うものを使いたい。
こちらの絵付けの椀は、若林幸恵さんが展示を始められた頃から大切に作り続けられている作品です。
愛らしいお花、ツバメ、たんぽぽ、キャッチボールをする少年の絵付けなど。どの絵付けも愛らしく、どこか懐かしく、美しい刷毛目や漆の質感はまさに上質で、そう言った細部に宿る丁寧な手仕事からでしょうか。可愛くなり過ぎない真を感じます。
実は木地(漆椀のベースとなるもの)をつくるところからご自身で制作されているそうです。
漆のお椀と聞くと高尚なもののように感じますが、日常使いにぴったりな素材。毎日のごはんを美味しく食べるのに、まさに最適なのです。漆は非常に堅牢な素材なので、水かお湯で洗うだけで十分。気になる場合でも少量の食器用洗剤のみで汚れを落とすことができます。きちんと洗ってきちんと拭く、といった手入れを重ねるほどに艶が増し、美しく変化していきます。
毎日のごはんが美味しく、幸せになる漆椀。上質なうつわは所作を教えてくれるもの。ぜひ一度漆椀のある生活をはじめてみませんか。
◯若林幸恵
1972年 東京都生まれ
1998年 東京藝術大学大学院工芸科漆芸専攻修了
2022 現在 埼玉県川越市にて制作
size(cm)
Φ11.8 × H6
く漆器のお取り扱いについて>
〇使い始める前に
塗られた漆が中までしっかり硬化する(乾く)と器の塗膜が硬く締まり、傷が付きにくく、より丈夫になる上、特有の匂いもなくなります。お買い上げ時にお店や作者に塗り上げた時期をご確認頂き、できれば
1年、最低でも3ヶ月を経てから使い始めることをおすすめします。
〇使う・洗う
・漆器に添えるスプーンやフォークは木のものを。金属など硬い材質のものは傷の原因になる事があります。
・洗うのは軽い汚れならお湯や水で。油汚れには食器用洗剤を使っていません。ただし、長時間水に浸しっぱなしにしないでください。傷などから水が染み込み、やがてが剥がれる原因になります。
・洗う道具は、研磨材を含まない、柔らかいものをお使いください。
・食器洗い機や電子レンジには入れないでください。急激な温度と湿度の変化は木の歪みを引き起こし、割れや塗膜の劣化の原因になります。
・洗った後は自然乾燥せず、柔らかい布で水気を拭き取ると水跡が残らず、艶が生まれ、器を美しく保つ事ができます。
〇しまう
・器をしまう場所は直射日光の当たらない場所へ。直射日光は漆の色や遠膜の劣化の原因になります。また高温になる事で木が歪み割れの原因にもなります。
・食器棚へ収納する時には陶器の器と重ねると傷を付ける事があります。器を重ねる時には布やティッシュペーパーなどを挟んでおくと安心です。
・しばらく使わずに収納する場合はなるべく乾燥しない場所へ。木は乾燥し過ぎると至みや割れを生じる事があります。(湿気は下に溜まります。収納は下の方が適しています)
※ひとつひとつ作家の手で作られています。表情、重さ、大きさ、歪み等には個体差がございます。 画像とまったく同じもののお届けではないことをあらかじめご了承ください。
※お客様都合での返品・交換はいたしかねます。
※採寸に若干の誤差が生じる場合がございます。ご了承下さい。
※こちらの商品は店頭でも同時に販売しているため、決済完了された場合でも売れ違いが生じる可能性があります。予めご了承下さい。
※送料 5,000円(税込)お買い上げで送料無料