キムホノさんから、急須のご紹介です。
急須の語源は、「急な用に応じて用いるもの」。
江戸時代に急須が日本に入ってきてから、売茶翁(ばいさおう)という禅僧が急須でお茶を入れることを始めました。そして、次第に全国で広まり今のような横手型の急須でお茶を入れるスタイルが定着したといわれています。
ぱっと目に入ると思わず頬が緩んでしまうような、愛らしいかたちの急須。食器棚に佇む姿、お茶を淹れる際に手元で見える姿、また淹れている姿を見ている時。作品全体に描かれた模様やぷっくりとしたフォルムは、ついあらゆる角度から覗き込みたくなってしまいます。小石が混じり少しざらついた触り心地ですが、うっすらと釉薬が塗られており、所々に艶っぽさも感じられます。愛らしい絵柄と形に対して取手はどっしりと太めに作られており、安定感のある淹れ心地を叶えてくれます。
作品としての美しさだけでなく、生活の中で使っていく際の心地よさももたらしてくれる。キムホノさんの生み出す作品には、用の美が宿っていると、手に取り使うことで実感するのです。
◯ 金憲鎬 Kimhono
1958年愛知県瀬戸市生まれ
愛知県窯業高等職業訓練校を終了後、瀬戸の窯元に勤める
1985年、27歳で初めての個展を開催
その後も国内外にて個展、グループ展多数開催、受賞歴も多数
現在は瀬戸市定光寺に工房を構え、30年以上変わらず独創的な作品を作り続けている
size (cm)
最大値 Φ18×H10.5
※ 永く使っていただくために、目止めの処理をしてお使いいただくようお願い致します。(説明の用紙をお付けします。)
※陶器の特性上、直接液体を注ぐことの多いカップなどは、目止めをせずにご使用いただくと特に水分を吸収しやすいです。経年変化はしつつも、カビの発生や、過度な変色を抑え、作品の味わいとしてを楽しんでいただくためにもお取り扱いにご注意ください。
※カビの発生などを防ぐために、使い終わった際はしっかりと乾燥させてから、食器棚にしまってください。
※作風により、自然に近い状態の土を使っているため、小石などが混ざっているものがございます。欠けやヒビのように見える場合もございますが、石はぜや貫入、個体差なども表現の一つでありご理解いただける方のご購入をお願いいたします。
※お客様都合での返品・交換はいたしかねます。
※採寸に若干の誤差が生じる場合がございます。ご了承下さい。
※こちらの商品は店頭でも同時に販売しているため、決済完了された場合でも売れ違いが生じる可能性があります。予めご了承下さい。
※送料 全国一律880円(税込)