当然の冬到来。一気に気温が下がり、年末が近づいてきている独特のソワソワとした空気も共にやってまいりました。
暮らしのものを扱うお店特有の年末の高揚感。インテリアやうつわを新調したり、新しい事に挑戦したくなったり、そんなお姿をお店でもお見かけします。
キムホノさんの大鉢は、キムホノさんご自身のように、なんでもどんとこいと受け止める大きな器を感じるのです。こちらの大鉢は、織部釉と素地の土色が模様として表れています。織部は、今から四百年程前の桃山時代に、茶の湯と共に花開いた美濃の窯で焼かれた陶器のひとつ。茶の湯の発展と陶工の創造力により育てられた陶器です。自然の深奥を映し出したような深みのある緑色は、盛るもの、置いたその空間を美しく受け止めます。そしてそこにキムホノさんの解釈が加わり、見たことのない世界をつくりだしています。
特別な場所に置いて、美しさをじんわりと楽しむ。そうすることで、暮らしや自身の感覚は、より豊かで奥深いものになるのではないでしょうか。
師走を駆け抜けるためのご褒美に。年の瀬、新年のはじまりに向けて、みかんやお煎餅を盛り付けたり、お花を生けてお客様をお迎えしたり。それぞれの景色で楽しんでいただきたいです。
◯ 金憲鎬 Kimhono
1958年愛知県瀬戸市生まれ
愛知県窯業高等職業訓練校を終了後、瀬戸の窯元に勤める
1985年、27歳で初めての個展を開催
その後も国内外にて個展、グループ展多数開催、受賞歴も多数
現在は瀬戸市定光寺に工房を構え、30年以上変わらず独創的な作品を作り続けている
size (cm)
縦20×横20×H6.5
※ 永く使っていただくために、目止めの処理をしてお使いいただくようお願い致します。(説明の用紙をお付けします。)
※陶器の特性上、直接液体を注ぐことの多いカップなどは、目止めをせずにご使用いただくと特に水分を吸収しやすいです。経年変化はしつつも、カビの発生や、過度な変色を抑え、作品の味わいとしてを楽しんでいただくためにもお取り扱いにご注意ください。
※カビの発生などを防ぐために、使い終わった際はしっかりと乾燥させてから、食器棚にしまってください。
※作風により、自然に近い状態の土を使っているため、小石などが混ざっているものがございます。欠けやヒビのように見える場合もございますが、石はぜや貫入、個体差なども表現の一つでありご理解いただける方のご購入をお願いいたします。
※お客様都合での返品・交換はいたしかねます。
※採寸に若干の誤差が生じる場合がございます。ご了承下さい。
※こちらの商品は店頭でも同時に販売しているため、決済完了された場合でも売れ違いが生じる可能性があります。予めご了承下さい。
※送料 全国一律880円(税込)