高台のある器に見えて、下のゴムの部分と本体の磁器の部分が分かれるようになっているボウル。黒川雅之氏が新しく取り組まれているHEREというブランドの食器シリーズの中のひとつです。
お皿らしいお皿をできる限り避け、そのもの自体に違和感を持たせている。
人間という生き物には生命を鼓舞する刺激が必要である。生命を鼓舞する挑発的なものがあって初めてデザインが人の心に届くという信念のもと制作されている器たちは、これまで見たことがないかたちです。
70〜80年代にかけて、ゴムという素材に着目し多くのプロダクトデザインを行ってきた黒川雅之氏ならではの、着眼点で素材の違和感とリズム感は絶妙。色気も感じられます。
半球体がゴムによって浮いているようにも見える、そしてまっすぐではなく傾けて固定することもできる。これまでにないデザインを、ぜひ日常に取り入れてみてください。
◯黒川雅之
1937年愛知県名古屋市に生まれ。建築家、プロダクトデザイナー。素材の持ち味を生かし切るマテリアルコンシャスな感性と、極限まで追求されたシンプルな造形の作品を手掛けられています。代表作は黒川氏が自ら手掛けたプロジェクトにより生誕しているものが多く、生産背景にも携わり創作活動を行っています。2007年には、デザイン・製造から販売までを一貫して行う「株式会社K」を設立。自らの作品を含めたプロダクトの販売を開始。受賞歴も多く、MoMAをはじめ、美術館に永久保存されている作品も多数あります。
size : φ200mm × h75mm
素材:強化磁器/シリコンゴム
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