底面の「1997」の刻印が目を惹く、キムホノさんの花器。
それが作られた年のものだとしたら、おおよそ30年前の作品ということになると思われます。また、この時期の作品に入っているサインは大文字で「KIM HONO」。最近作られる作品にはハングルでサインがされているので、キムさんが40年以上作品を作り続けて来られた年月が伝わってきます。
時を超えて使い続けられるのが器だと思います。ベースの生成色に薄く広がる青。どちらもほのかにグレーがかった色をしていて、タイルのような風合いも感じる花器です。色のトーンは落ち着いていますが、そこから滲む色気のようなもの。和の雰囲気にはもちろん合いますが、カラフルな花を生けるのも良さそう。ヨーロピアンな雰囲気も感じます。作品自体の持つエネルギーも高いので、オブジェとして空間を整えてくれる役割も果たしてくれそうです。
派手さはないけれど、ジワジワと感じる魅力がある花器。30年の時を経て、然るべき場所に行くのだと思います。どんな方にお迎えしていただけるのかが楽しみです。
◯ 金憲鎬 Kimhono
1958年愛知県瀬戸市生まれ
愛知県窯業高等職業訓練校を終了後、瀬戸の窯元に勤める
1985年、27歳で初めての個展を開催
その後も国内外にて個展、グループ展多数開催、受賞歴も多数
現在は瀬戸市定光寺に工房を構え、40年以上変わらず独創的な作品を作り続けている
◯size(cm)
Φ7×H27.5
(底面Φ8.5)
※ 永く使っていただくために、目止めの処理をしてお使いいただくようお願い致します。(説明の用紙をお付けします。)
※陶器の特性上、直接液体を注ぐことの多いカップなどは、目止めをせずにご使用いただくと特に水分を吸収しやすいです。経年変化はしつつも、カビの発生や、過度な変色を抑え、作品の味わいとしてを楽しんでいただくためにもお取り扱いにご注意ください。
※カビの発生などを防ぐために、使い終わった際はしっかりと乾燥させてから、収納棚にしまってください。
※作風により、自然に近い状態の土を使っているため、小石などが混ざっているものがございます。欠けやヒビのように見える場合もございますが、石はぜや貫入、個体差なども表現の一つでありご理解いただける方のご購入をお願いいたします。
※お客様都合での返品・交換はいたしかねます。
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